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色々な意味で同系統な曲ばかり収めたファーストアルバムとは一変して幅広い曲調で音楽性の多彩な点を印象付けた感があるセカンドアルバムです。
個人的には「Midnight Rider」が収録されているという事だけでもう満足な感じです。グレッグ・オールマンのソロアルバム「Laid Back」にも収録されています。グレッグ自身もかなり思い入れがある曲なんでしょうね。オールマン・ブラザーズ・バンドのライブではよくアコースティックな感じで演奏されてますね。ファースト・アルバム同様にライブの定番曲が目白押しです。あの「In Memory Of Elizabeth Reed(邦題:エリザベス・リードの追憶)」もこのアルバムに収録されていたんですね。グレッグの音楽性が良く出ている「 Please Call Home」もチェックしたい曲のひとつだと思います。マディ・ウォーターズの「Hoochie Coochie Man」も大胆なアレンジで完璧に自分達の曲として消化しているところが素敵です。
発売されてもう50年が経過しようとしているのに全く色褪せていません。彼らの音楽性の出自であるブルースからジャズ・ロック(クロスオーバーやフュージョンの原型)、カントリー、ソウル、R&B、アメリカ発の様々なジャンルの音楽のエキスを取り入れそれをベースにしてオールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナリティを構築してます。サザン・ロックという括りで様々なバンドが活躍していましたがオールマン・ブラザーズ・バンドってちょっと別格な感じがします。
圧倒的なテクニックと音楽性、そしてそのカリスマ性でバンドを牽引してきたデュアン・オールマンが当然イニシアチブを握って制作をした作品には違いないと思いますがディッキー・ベッツの色も若干出ているような気がします。デュアンの死後、グレッグ・オールマンと色々と揉めつつもデュアンに変わりバンドを牽引していきます。「In Memory Of Elizabeth Reed」ってディッキー・ベッツだから作る事ができた曲かもしてませんね。
彼らの代表曲のひとつです。この動画1973年撮影みたいですが(白黒なのがびっくり)スタジオ録音とほぼ同じアレンジで演奏されています。個人的にはディッキー・ベッツが帽子をかぶっていない事が正直気になります。
なんとデュアン・オールマンが亡くなる前、1970年のライブです。カラーです。デュアンの演奏シーンが映像で拝めるなんてなんて素敵なんでしょう。言うまでもなく演奏が神がかってます。鳥肌モノです。
1. Revival
2. Don’t Keep Me Wonderin’
3. Midnight Rider
4. In Memory Of Elizabeth Reed
5. Hoochie Coochie Man
6. Please Call Home
7. Leave My Blues At Home