ロック、ジャズ、ブルース、ソウル、ファンク等、ジャンル関係なく好きなアーティスト、アルバムについて語りまくります。

ジェイムス・ビンセント「ウェイティング・フォー・ザ・レイン」

思っていたよりもギタリストの自己主張が強いメロウ・グルーブの傑作

メロウ・グルーブの世界では幻の名盤として語り継がれていたアルバムらしいです。ジェイムス・ビンセントって人全然知らなかったのですが(アステカのギタリストって言われても????な感じだったし・・)聴いてみて確かに名盤と語られるだけはあるなあという感じです。

意外と完成度が高くない感じが・・でもそこがまたよかったりします。

結論から言ってしまうとさすがに評判とおりの名盤だと思います。基本的にサウンドは70年代のAOR系の音なのですが余計な装飾やデジタル系のアプローチがないところが30年以上経過した現在聴いても変に時代を感じないところがもしれません。
名盤である事は間違えないのですが、そんなに究極に完成度が高いという訳でもないのかなという感じがします。それはきっとシンガーソングライターというよりもギタリストとしての自己主張が押さえ気味な感じなようで結構「前」に出ている感じが原因かもしれません。押さえ気味のようで結構ギターの音がいっぱい入っている感じがします。ギター・ソロもがっつり弾いている感じです。(ウェス風な感じなんでしょうね)ジョージ・ベンソンがもし同じ曲をレコーディングしたらかなり違う感じになるだろうな、なんて勝手に妄想するのもそれなりに楽しかったりします。「The Seventh Day」という曲では全く関係がないであろうギターとスキャットのイントロが入ってます。アレンジ的にどうだろうって感じもあるのですが、でもまあいいかって感じもあります。こんな風に若干ゆるい感じなところも結構あったりして若干完成度が高くないなーと思ってしまうところでもあります。

オススメは「How Can I Thank You Enough」

どの曲もオススメなのですが、「What Does It Profit A Man?」「How Can I Thank You Enough」あたりが彼の代表曲としてよくコンピレーション・アルバムなんかに取り上げられるみたいですね。たしかに「How Can~」メジャー感バリバリのアレンジ、泣きのメロディ、若干ウェス風なギター、後半ジョージ・ベンソン風のスキャットまでもうメロウ・グルーブの全てのエキスが入っています。キメのフレーズになると必ずファルセットになるところもちょっと「切な系アーバン・ソウル」(すいません・・勝手に作ってしまいました・・)で良い感じです。

「ウェイティング・フォー・ザ・レイン」収録曲

  1. What Does It Profit A Man?
  2. Resistance
  3. Etude #20
  4. Daniel, Daniel
  5. People Of The World
  6. How Can I Thank You Enough
  7. Soon Comes The Son
  8. Waiting For The Rain
  9. The Seventh Day
  10. Babylon Is Fallen

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