ロック、ジャズ、ブルース、ソウル、ファンク等、ジャンル関係なく好きなアーティスト、アルバムについて語りまくります。

スタッフ「モアスタッフ」

前作からさらに「スタッフ」風が増してます。ゴードン・エドワーズのヴォーカルも良い感じです。

まさにニューヨークという感じの曲がてんこ盛りです。(行ったありませんが)

今回はヴァン・マッコイをプロデュースに迎えています。「俺たちラフにやってるんだぜ」という雰囲気を「緻密」に作っている感じが心地よいです。こういった場合結構あざとく感じるのですがこのアルバムはそんな感じはしません。個人的にはフロントのギタリストのお二人、エリック・ゲイルとコーネル・デュプリーの演奏のコントラストが非常に心地よいです。各自の演奏が火花を散らすというアプローチではないところがこのバンドの独特なグルーブを醸し出している所以なんでしょうか。

今聴くとリズム隊のグルーブが際立っているような気がします。

スティーブ・ガッドの演奏ってスティーリー・ダンのAJAの演奏や、比較的にバタバタしたフレーズを叩くイメージがというか「技巧派」的なイメージがあるのですがこのスタッフのメンバーとしての演奏に関しては比較的抑制が効いているように聴こえます。(といっても充分技巧派的な演奏はしていると思いますが)クリス・パーカーとのコンビネーションの妙かもしれませんね。(といってもスティーブ・ガッドっぽいフレーズをしっかり叩いていると思いますが)

「モアスタッフ」全曲解説

ジス・ワンズ・フォー・ユー

「スタジオで一発録りしてます」的な空気感を感じる曲です。(ドラムのカウントが入ってくるかたりが)ピアノとオルガンでメインのテーマを奏でていますが非常に良い感じです。リチャード・ティーのちょっと抑えつつゴスペルっぽい感じも出してます的な感じがツボです。後半のギターのオブリガードがソウルっぽいです。しっかりグルーブはキープしつつ遊びの部分は何気に出ているバランス感覚が憎いです。

アンド・ヒア・ユー・アー

中国の楽器(おそらく二胡?)っぽい音色の楽器がメロディーを奏でています。(二胡なのか、シンセなのか違う楽器なのか不明)リチャード・ティーのエレピとオルガンが際立っている曲。

サブウェイ

コーネル・デュプリーの硬めの音色が際立つ曲。後半のエリック・ゲイルとのコントラストが素晴らしいです。そこにリチャード・ティーのピアノがうまく重なってきて正に「ニューヨークの地下鉄」というイメージが(勝手に)沸いてきます。

あこがれの君

ゴードン・エドワーズの渋いヴォーカルが光る暖かいテイストの曲です。ライブでも演奏されています。

ハニー・コーラル・ロック

ギター2本とピアノ、そしてドラムとのコンビネーションが抜群の曲です。ライブ向きのような気がします。後半のギターの掛け合いもギタリスト的にはきっとツボだと思います。

ブラザーがのった時

この曲ライブ(ライブ・イン・ニューヨーク)で演奏されています。その印象があるからスタジオ盤という事もありちょっと大人しい感じではありますが、そこがまた良い感じもします。ちょっとトロピカルなテイストはエリック・ゲイルの嗜好なんでしょうね。(ソロ・アルバムで結構こんな感じの曲やっているので)

アズ

スティーヴィー・ワンダーのカバー曲です。これまた上手くスタッフ風にアレンジされています。ギターとキーボードのコントラストが素晴らしいです。リチャード・ティーのエレピとピアノの使い分けがまた憎い感じ。そこに絡むエリック・ゲイルのギターがかなりやばいです。

ニード・サムボディ

これまたゴードン・エドワーズのヴォーカルがフューチャーされています。全体的に抑制された感じが素敵です。

「モア・スタッフ」試聴できます。

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