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時代を超越したこの感じは何なんでしょう。素敵です。丁度来日する時期が重なったので宣伝兼ねてやっつけで作ったアルバムみたいですが、全くそんな感じはしません。
(と言っても緻密に作っているという訳でもないのですが)
スタッフのメンバーがバックの演奏をしてくれるなんて当時としては最高の贅沢だったのではないでしょうか。当時既に百戦錬磨のベテランミュージシャンだった彼らだからこそ少ない日数でもクォリティの高い演奏ができたんでしょうね。サリナ・ジョーンズって不勉強で知らなかったのですが、結構アルバム出しているんですね。歌が上手なのは言うまでもないのですが、変に「歌唱力勝負」系や「カリスマ性勝負」系や「オリジナリティ勝負」系じゃなくてそこそこ心地よく聴かせてくれます。どちらかというとアメリカよりも日本での人気が高い人みたいです。どうしてもバックの演奏に注意がそれてしまいます。エリック・ゲイル、コーネル・デュプリー両師匠のギターは言うまでもないのですが、リチャード・ティーのピアノ(特にエレピ)が素晴らしいです。一世を風靡した彼独自のスタイルですが、インストよりも今回のようなヴォーカリストのバックで演奏する感じのほうがなんか美味しい感じがします。このアルバムどの曲もお勧めなのですが個人的には「マイ・ラブ」と「レイトリー」ですね。