ロック、ジャズ、ブルース、ソウル、ファンク等、ジャンル関係なく好きなアーティスト、アルバムについて語りまくります。

クルセイダーズ「Southern Comfort」

限りなく泥臭く、ファンキーなアルバム。ウェルトン・フェルダーのベースプレイが光ります。

スタジオ・セッションで作られたであろうサウンドの生々しさが堪能できます。

アナログ盤では2枚組でした。記憶が定かではないのですがギター・マガジンでラリー・カールトンの特集号がありそこでこのアルバム内のラリー・カールトンのプレイが紹介されていてそれを読んで購入しました。1曲目の「ストンプ・アンド・バック・ダンス」が当時のNHKFMのサウンドストリートかその前の番組(番組名は忘れました)のオープニングテーマとして使われている事をこのアルバムを聴いて知りびっくりした記憶があります。泥臭くファンキーなテイストが全面に出ている作品の一つです。この頃のクルセイダーズの作品は際立ってリズムが全面に出ています。もっと言うとウェルトンフェルダーが弾くベースが思いっきり全面に出ています。このとてつもない存在感がこのアルバムのベースになっています。
おそらく誰かがメロディー考えてそれを誰かがアレンジして譜面に起こしてみたいな事は絶対にやっていない事が演奏を聴いてわかります。おそらくウェルトンフェルダーがベースパターン考えてそれからドラム、ギター、キーボードが乗ってセッションしながら作っていくという流れでしょうねー。楽曲の完成度で判断するといまひとつ高くないよねみたいなレビューもありますが個人的にはこれくらいのラフな感じが残っているほうが好きです。

ラリー・カールトン師匠のプレイをチェックしてみると・・・

ラリー・カールトン師匠の演奏はアンサンブル重視ですが諸所センスが光るフレーズを聴かせてくえます。「南から来た十字軍」に比べたらおとなしい感じですがバッキング、オブリガード、ソロとセンスが光っています。2曲目のトーキングモジェレーター使ったりしていて意外な感じですが曲の雰囲気のはバッチリ合っています。このアルバムの前半はオーバードライブ系の歪んだ音でバッキングやリフを刻んでいる感じのプレイが多いです。逆に後半はフェイザーを使ったジャージーなバッキング(ボリューム奏法も随所に入っていたりして)をサラっと弾いています。ジャージーな曲にはまさに王道な感じのジャズっぽいソロも弾いています。まさに引き出しの多さを見せつけつつ、自分のカラーがしっかり演奏に出ているところがさすがです。

このアルバムを境に時代の流れに沿って音楽性を変化させていきます。

この作品の次に発表された「Scratch(ライブ)」「Chain Reaction」を経て、あの「南かたきた十字軍」が発売されます。このアルバムを起点として都会的な洗練されたサウンドに試行錯誤しながら向かってきます。基本的にはインストゥルメンタルオンリーだった楽曲はランディ・クロフォードをヴォーカルに迎えた「ストリート・ライフ」を発表して一挙にブレイクします。その成功から都度ヴォーカリストを迎えた楽曲も発表していきます。ジョー・コッカー、ボビー・ウーマック、ティナ・ターナー、ビル・ウィザーズ、BBキング等。

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