ロック、ジャズ、ブルース、ソウル、ファンク等、ジャンル関係なく好きなアーティスト、アルバムについて語りまくります。

スタッフ「スタッフ」



この歌心あふれる演奏は今聴いても素敵です。

もう 30年以上前(1970年後半~1980年代前半)にNHK-FMで「軽音楽をあなたに」という番組がありました。当時まだ民放のFM局もなく洋楽を聴くのはLPを買うか、シングルを買うか、FMを聴くしかありませんでした。その中で「軽音楽をあなたに」というのは当時人気があったアーティストの最新アルバムを1枚まるごとオン・エアしていてしまう気前の良い番組で当時中学~高校生だった洋楽ファンは殆ど聴いていたのではないでしょうか。

私もその1人で学校の授業が終わったら、速攻で家に帰りラジオにかじりついていました。その「軽音楽をあなたに」のオープニングテーマがStuffの「いとしの貴女/MySweetness」でした。Stuffのこの曲に思い入れのある中高年の音楽ファンは多いのではないでしょうか。

バンドの成り立ち、Stuffってこんなバンド

1970年代中盤、NYのライブハウスで週末何となく繰り広げられていたセッションでなんとなくメンバーが固まってきて「Stuff」と名乗り活動してきたみたいです。各自全く面識がなかった訳ではなくリチャード・ティーはコーネル・デュプリーとキング・カーティスのバック・バンド「ザ・キングピンズ」に在籍していたみたいです。それとゴードン・エドワーズが主となり活動していたセッション・バンド「エンサイクロペディア・オブ・ソウル」がメンバーを固定せずゆるく活動していたのがなんとなく固まってきたのが結成までの流れとか。
このバンドフュージョン・バンドという位置づけされる事多いですが、Jazz、R&B、ゴスペル、ファンク等をベースにした「70’s R&Bインストバンド」のような気がします。
テクニックに走る事なくあくまで「歌心」に重きを置いた彼等の演奏は30年以上経過した21世紀の今聴いても全く色褪せていません。
当時のフュージョン系のバンドに多かった「緊張感」「スリル」「スピード感」を全面に出す事はしないで「温かさ」が出ているところが当時の他のバンドと違う点のような気がします。

「Stuff」各曲解説

アマゾンでこのアルバムの試聴ができます。

さてこのアルバムの内容に関してですが、各曲捨て曲なしの間違いなしの名盤です。

「フーツ」

「あー、セッションしてアレンジを固めていたんだなー」って感じるオープニングの曲です。イントロのエリック・ゲイルのギターからコーネル・デュプリーのギターが絡み、スティーブ・ガッドがバスドラのカウントをいれて、その後ゴードン・エドワーズのベースとリチャード・ティーのピアノがガチャガチャって入ってくる・・・どう考えても100%アレンジャーが譜面でアレンジしたものではなくセッションしていて「流れ」でなんとなく決まったんだろう感じがとても良いです。この手の音って結構イージーに聴こえてちょっとだらしないなーと感じる事が多いのですが、彼等に関してはそんな事はないです。

「いとしの貴女」

NHK-FMの「軽音楽をあなたに」番組のオープニング・テーマに使用されていた事もあり、ご存知の方がとても多い曲みたいです。なんといってもリチャード・ティーのエレピの音が全てですね。

「ウォント・サム・オブ・ジス」

ファンキーなゴードン・エドワーズのベースから入る曲で「お、ファンキーな曲だな」と思いきや、中盤のリチャード・ティーのゴスペル・タッチのピアノがかなり曲の雰囲気を変えていきます。こんな感じがこのバンドの持ち味のひとつなのかもしれません。

「ルッキング・フォー・ザ・ジュース」

はちょっとメローな曲。この曲も一斉にメンバー全員が演奏を始めるのではなくそれぞれがちょっとずつフェイド・インしてきて段々盛り上がる手法をとってます。これって結構難しいと思うのですが、彼等はあっさり演ってます。

「素晴らしき恋の想い出」

はJC White Singers(すいません。よく知らないですが・・)の曲です。ギターとピアノが歌ってます。

「ハウ・ロング・ウィル・イット・ラスト」

アップテンポのノリの良い曲です。スティーブ・ガッドとゴードン・エドワーズのリズムの絡みが定番のリズムながらやっぱり格好良いですねー。

「サン・ソング」

レオン・トーマスの有名な曲ですね。かなりメローないい感じです。エリック・ゲイルのギターが歌ってます。素晴らしいです。リチャード・ティーのピアノもかなりやばい感じです。

「ハッピー・ファームス」

イナタイ感じにギターがテーマを弾いてその後ピアノがお洒落に弾いて曲の雰囲気を変えていくStuffっぽい曲です。

「ディキシー/アップ・オン・ザ・ルーフ」

リチャード・ティーのエレピ、ピアノが曲の全体のトーンを支配している曲。

参考サイト

nachtmusik

当時「軽音楽をあなたに」がいかに音楽ファンに聴かれていたかこのブログを読むと雰囲気が判ります

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