ロック、ジャズ、ブルース、ソウル、ファンク等、ジャンル関係なく好きなアーティスト、アルバムについて語りまくります。

マイケル・フランクス「Sleeping Gypsy」

70年代の名盤にはプロデューサーとバックミュージシャンとアーティスト本人にいびつな相関関係があるであろう事に関する考察

70年代に大活躍したAOR界の大物、マイケル・フランクスのセカンドアルバムです。ソフト&メロウとも言うらしい、もしくはシティ・ポップとも言うらしい。もうなんか死語のオンパレードですね。

浮遊感満載のマイケル・フランクスのボーカルと70年代後半で最強のスタジオ・ミュージシャンがかなり「リラックス」してやってます的なところがかなり

参加ミュージシャンがかなりやばいです。

参加ミュージシャンもラリー・カールトン、ジョー・サンプル、デヴィッド・サンボーン、マイケルブレッカー、ウェルトン・フェルダー、等等、すごいですよね。クルセイダーズプラスアルファって感じみたいです。個人的にはラリー・カールトンの非常に的を得たさりげないフレージングと結局リリカルなジョー・サンプルのプレイがいいですね。

プロデューサーはやっぱりトミー・リピューマ

発売から40年以上経過しても全く色褪せていないこの作品、恐るべし。プロデューサーはやはりトミー・リピューマでした。雑誌かWebか記憶は定かではないのですがかなり強かな計算があったみたいですね。(特にミュージシャンの起用に関して)この時代の空気感だったらもっと西海岸系のスタジオ・ミュージシャン起用してもよかったような気がするのですがあえてクルセイダーズのメンバーを中心にして音作りしていったのは流石だなーと思います。当然マイケル・フランクスの魅力を100%引き出している感じもするし。

言うまでもなく師匠(ラリー・カールトン)の技は冴えまくっています。

派手は全くないのですがラリー・カールトンの演奏はかなりやばいです。ある意味100点です。70年代後半は本当に100点満点の演奏が多いですねー。逆にというか80年代に入ると「100点だよねー」という演奏が殆どありません。そんなのお前の好みだろーと言われればそれまでなのですがちょっと複雑です。

名曲「Antonio’s Song (The Rainbow):アントニオの子守唄」がやっぱりすごい

ひさびさに聴いて「ああ、いい曲だなー」とも思ったのですが、良く聴くとアレンジも凄いですよね。ストリングスががっつり入っていて。「この曲売ってやるー」って気合が入ってるよなーって感じでしょうか。このあたりのアプローチってなんか富田恵一っぽいなーなんて個人的には思ったりします。

今聴いても全く古く聴こえない、というか普遍的な楽曲、演奏なのでしょうか。クォリティの高い作品は軽く時代を超えてしまうんでしょうね。

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