クルセイダーズ「Free As the Wind」

c04

中期から後期の架け橋になる作品。取り上げられる事が少ない作品ですが名盤です。

あの名盤「南から来た十字軍」と「ストリート・ライフ」の間に発表された作品です。メンツは前作とほぼ同じ(トロンボーンのウェイン・ヘンダーソンが脱退していません)

前作まで引き継いできた彼ら独特のファンキーでアーシーなフィーリングとストリート・ライフ以降度合いを増していく洗練されたキャッチーな感覚が絶妙な感覚で混ざり合っています。

まずはオープニングの「Free As The Wind」にやられます。ストリングスを大胆に使いスケールの大きい曲調になってます。このストリングスを使ったアレンジがストリート・ライフ以降の曲のアレンジに繋がっていくポイントになっていきます。緊張感の高いリズムとメロディ、その合間でテンションが高めのソロの応酬がこの曲の聞き所です。ラリーカールトン師匠はここではちょっと抑え目なそれでいてポイントを押さえたフレーズを弾いてます。「Sweet N’ Sour」も同様に緊張感の高い曲で各自のソロの応酬が聴き応えあります。ここでは師匠はそこそこ歪んだ音色でソロを決めてます。エンディングのフレーズもなかなか聴き応え充分な感じです。

「I Felt The Love」は今までのクルセイダーズにはなかった感じの曲です。「アーシー」「ファンキー」といった感じではなく「ポップ」「洗練」「キャッチー」な感じです。クルセイダーズとしては新しい展開だったと思います。同様な曲調であの「Room335」にも収録されていた「Nite Crawler」が収録されています。びっくりするようなアレンジの変化はありませんが、同じメロディーもサックスで吹かれたものとギターで弾かれたものって結構違っていてなかなか興味深い感じです。

「The Way We Was」「Feel It」「River Rat」この3曲は今までのクルセイダーズの路線を受け継いでいる曲です。といっても洗練された感じはありますが。個人的にはこの路線が一番好きです。

エンディングのジョー・サンプルが作曲した「It Happens Everyday」は後に発表されるソロアルバムに収録されていてもおかしくない感じの曲です。今までのクルセイダーズにはなかった世界観を聴かせてくれます。

曲目紹介

1. Free As The Wind
2. I Felt The Love
3. The Way We Was
4. Nite Crawler
5. Feel It
6. Sweet N’ Sour
7. River Rat
8. It Happens Everyday

全曲試聴できます。

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