ラリー・カールトン「夜の彷徨(さまよい)」

まさにギタリストの教科書的なアルバム

1978年に発売された大傑作アルバム。日本でも大ヒットしたみたいです。当時のギター少年の心を鷲掴みにした事は言うまでもありません。今聴いても全く色褪せた感がない恐ろしい作品です。

このアルバムについて

昔、「Young Guitar」という雑誌で「ラリー・カールトンの音はこう作る!」みたいな特集があってそれを読んで必死に真似をしていた記憶があります。(できる訳ないのですが・・)当時(中学生時代)、どうしてもラリー・カールトンの音が出したくて高校入学時に月賦でセミアコ(なぜかヤマハ)を買いました。当時発売されていた「ラリー・カールトン奏法」という教則本に書かれていたのですがカールトンの演奏スタイルは「ビ・バップ・ロック」と言われていたそうです。(というか本人が言っていたみたいですが)
要はジャズの「ビ・バップ」のスタイルとブルースをルーツにしたロックのスタイルを融合させたのが自分の演奏スタイルだと言っていたらしいです。影響されたミュージシャン(ギタリスト)としてジョー・パスとエリック・クラプトンを挙げてました。当時中学生だった私はよく解らないまま変に納得してました。
とにかくロックとジャズが絶妙にブレンドされたラリー・カールトンの演奏スタイルはプロ、アマ問わず多くのギタリストに影響を与えたみたいです。

参加ミュージシャンについて

バックを固めるメンツも当時の一流ミュージシャンを起用しています。
というかスタジオ・ミュージシャン仲間なんでしょうね。

グレッグ・マティソン(key)
ホ゜ーリニョ・タ゛・コスタ(per)
エイブラハム・ラホ゛リエル(b)
ジェフ・ポーカロ(ds)

それぞれがワン&オンリーの演奏をしている気がします。特にジェフ・ポーカロのドラミングはいかにもって感じに聴こえます。良い意味メンバーを固定した事で纏まりが出ています。

ラリー・カールトン「夜の彷徨(さまよい)」曲目紹介

1. ルーム335
2. 彼女はミステリー
3. ナイト・クロウラー
4. ポイント・イット・アップ
5. リオのサンバ
6. 恋のあやまち
7. 希望の光
8. 昨日の夢

Room335聴き比べ

名曲「Room335」ですが色々なバージョンがあります。ちょっと聴き比べてみましょう。

(1)Larry Carlton – Room 335

アルバム発表当時のライブだと思われます。ロバート・ポップウェルがかなり素敵です。
とにかくカールトンが若い(笑い)勢いにまかせて弾きまくっています。

(2)2012 Larry Carlton Room 335

カラオケをバックにクリアなトーンで弾いてます。なかなか味わい深いです。若い時にはできなかった感じかもしれません。

(3)Larry Carlton – Room 335

なんとテレキャスターを弾いています。全然テレキャスターの音がしていません。テレキャスターを弾く必然性が全く無いような気がします。91年のライブみたいですが90年代の匂いがしますね。

ラリー・カールトンのおすすめアルバム

ラリー・カールトン名義で多数アルバムが発売されていますが、初期のアルバムをセレクトしてみました。

ラリー・カールトン「ストライクス・トワイス」

バリバリ80年代風サウンドです。ギターも結構エフェクターがかかっています。

ラリー・カールトン「夢飛行」

驚いたのはこのアルバムからストラトを使うよになりました。ヴァレー・アーツのストラトの音が新鮮でした。

ラリー・カールトン「アローン・バット・ネヴァー・アローン」

なんと前編アコギを弾いてます。これもまた驚きました。

ラリー・カールトン「ラスト・ナイト」

ジャズっぽい展開とブルースっぽい展開がうまくミックスされています。

Follow me!

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena