ジェフ・ベック「ゼア・アンド・バック」


70年代インスト3部作の3作目。曲の完成度と音色の美しさで勝負しています。

1980年に発表された「ブロウ・バイ・ブロウ」「ワイヤード」に続くインストゥルメンタルの作品です。発売時は3年ぶりのアルバム発売という事でかなり話題になった記憶があります。

発売当時中学生だった私は、なんていっても1曲目の「Star Cycle」にノックアウトされました。80年代の音楽の潮流を予感させる無機質なシーケンサーのリズムに絡みつく「シンセ怪獣」ヤン・ハマーの正体不明の音色とフレーズ、そこに切り込んでくる「ギター侍」ジェフ・ベックの鋭角的なフレーズ。もうたまりません。カッコ良すぎです。
「ワイヤード」の窒息しそうな緊張感はありません。前作の路線をそのまま継承している訳ではなく時代の先を行く、当時としてはちょっと新しいアプローチも取り入れています。ギターの音色も空間的にちょっと広がりを感じる音作りが意識的にされていると思います。「生々しさ」「鋭さ」ではなく「美しさ」を感じます。この音色の「美しさ」を作る事ができるギタリストってやっぱりジェフ・ベックしかいないのかなと思えたりもします。バックのメンバーの好サポートも見逃せません。 サイモン・フィリップス(Dr)、トニー・ハイマス(key)、モー・フォスター(B)と出しゃばり過ぎず、といって地味過ぎず非常に良い感じです。あと楽曲の完成度も高いです。メロディが美しい曲が特に多いような気がします。

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1. Star Cycle

2.Too Much to Lose

3.You Never Know

4.The Pump

5. El Becko

6.The Golden Road

7.Space Boogie

8.The Final Peace

ジェフ・ベック「ゼア・アンド・バック」とあわせて聴きたいアルバム

ジェフ・ベック「ブロウ・バイ・ブロウ」

ジェフ・ベック「ワイアード」

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